映画から学ぶライフレッスン

映画から私が受け取った学びの記録(全てネタバレあり)

プリティ・ウーマン

ジュリア・ロバーツ出世作となった1990年のロマコメ。夢を持ってL.A.に出てきたものの生活できず、娼婦として働いていたジュリアが、お金持ちビジネスマン、リチャード・ギアのハートをとらえるシンデレラ・ストーリー。ジュリア・ロバーツが着こなすファッションも話題になりましたが、彼女自身の魅力が大爆発で、一気にスターとなったのも納得でした。

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プリティ・ウーマン - Wikipedia

 

さて、この映画で学んだのは二つ。

 

「オペラは最初の経験が大事。オペラに恋をするか、または大嫌いになるか、だ」

 

というようなことをリチャード・ギアが言って彼女をプライベート・ジェットで(確か)サンフランシスコの劇場に連れて行きます。彼女はオペラに完全に心を奪われ、一生ファンになったことでしょう。

私も、だから、最初に観るオペラは、大事にせねば、と思い、観る場所も演者も一流のものにしなければ、と思ったものです。結局パリのオペラ座で「セヴィーリャの理髪師」を観ました。が、恋には落ちなかったのでした。だから、きっと私はオペラ・ファンにはなれないんだろうと思い、その後、部分ものとか子ども向けにアレンジされたものしか観ていません。オペラを好きと言えたらどんなにカッコいいだろう、と思うのですが(それには「月の輝く夜に」の影響もあると思います)、残念ながら私は好きとは言えないんだと思います。映画のキャラクターが言った言葉をここまで真に受けるのもバカバカしいですが、そう言って割り切る口実としては都合がいいんですね。

 

「唇でキスをすると好きになってしまうらしい」

 

もう一つは、彼女は、娼婦なんだけど、「唇へのキスはなし」という、彼女なりにルールを決めています。それが、確か、唇どうしのキスだと、好きになってしまい、仕事として割り切れなくなるから、というような理屈だったと思います。ほうほう、そうなんだ、セックスはいいけどキスはダメなんだ、と、ものすごく狐につままれたような気になりました。

 

この映画はその後も何度も見ています。ショッピングのシーンで彼女に意地悪をした人たちを見返すシーンは、やっぱりスカッとしますし、でもとにもかくにも彼女の服の着方、そして表情を見ているだけで幸せな気持ちになります。名作だな。

 

xx jane.