ロミーとミッシェルの場合/Romy and Michele's High School Reunion
アリゾナ州トゥーソン(田舎、という設定だけど、そんなにめっちゃ田舎なわけじゃないよね)から高校卒業後L.A.に出てきて「なんか成功したい」「最高の彼がほしい」と漠然と夢を見つつ、地味で低収入な仕事でも、毎日を工夫しながら楽しんで暮らすロミーとミッシェル。高校の同窓会があると聞いて、自分たちのことをバカにしてた高校の同級生の様子を見たい!L.A.で成功したところを見せつけて見返してやる!と同窓会に行く騒動を描いてます。1997年。
この映画でロミーとミッシェルは「ポストイットを発明した」と言ってみんなの尊敬を勝ち得ようとしますが:
「ポストイットを発明したのは3Mのアート・フライ。しかも20年前」
と別のはみ出し者の女の子にさらりと言われ、ウソがバレます。そりゃ3Mでしょうけど、名前も知られてるんだな、というのはこの映画で知りました。
って、これただの知識だ。
アメリカのハイスクールって相当ストレスらしく、ハイスクールものの映画ではうまく馴染めなくて辛い様子が描かれることが多いですよね。それは、いじめられっ子はもちろん、人気あるメジャーなグループに属している子が主人公でもそう。この映画ではどの子でも誰かから嫌な思いをさせられていて、余裕がなくて傷ついている子が自分以外にも他にいることに気づけてないってことを明示してます。
いつもメジャーなおしゃれな綺麗な子たち(A グループ)からバカにされていたロミーとミッシェルも、他の子たちから見たら、おしゃれを楽しんで毎日を満喫して輝いて見えていた、ということがわかります。
実際、彼女たち、めっちゃ楽しそう。
「自分で工夫して楽しんでいる子って本当に輝いている」
というのをレッスンということにしておこう。
xx jane.