映画から学ぶライフレッスン

映画から私が受け取った学びの記録(全てネタバレあり)

彼女は最高/She's the one

エドワード・バーンズが監督・主演をつとめた、ニューヨークを舞台とした、アイルランド系移民の家族とそれぞれの恋愛を描いたコメディ。1996年。

youtu.be

She's the One (1996 film) - Wikipedia

なんと!日本語版の予告編やウィキペディアのページがない!のですが、日本でも劇場公開されていました。「最高」な彼女はマクシーン・バーンという、当時エドワード・バーンズと付き合っていた女優さんが演じていましたが、テレビ「フレンズ」で人気沸騰していたジェニファー・アニストンとブレイク前のキャメロン・ディアスも出ており、彼女たちの存在感が大きかったです(役も大きかったけど)。

 

この映画の学びは:

「一度売春をすると一生ついてまわる」

ということ。

 

私は、売春が悪い、というのを論理的には説明できないんです。需要はあるんだし、なぜそれをサービスとして提供していけないのか、というところがよくわからない。産業としてのそれに問題があるのはわかるし、実際そんなことをしていると周囲にろくでもない人が集まるだろうし、お客から病気を移されるとか、怪我させられるとか、殺されるかもとか、写真や動画を撮られるかもとか、それに、一般的に蔑まれている職業だから履歴書に書けないし…、と、やるべきでない理由しか思いつかないから、自分はやらないし、娘とかにはやるな、と言いますよ、そりゃ。でも、その行為自体がそんなに間違っているのか、蔑まれるべきことなのか、と言うのはよくわからないのです。

 

映画ではキャメロン・ディアスが大学の学費を捻出するために一時コールガールをやっていた、と言う役回りなのですが、やっぱりその過去が問題になってしまうんですね。それを許せる人もいる一方で、許せない人って一定数いる。それに、一度でもその経験があることは、決して取り消すことはできない。

 

この映画が作られたのはもう20年以上前ですし、アメリカだし、監督さんもアイルランド系だし(アイルランド系といえばカトリックだろうと推察してしまう)、保守的な視点だとは思うんだけど、まーだからと言って今のアメリカ(でも日本)でも「へー、そうなんだ」で済む話じゃないと思うんですよね。とにかく、不可逆的なことなので、まーそちらの職業に手を出さないでおいた方が良かろう、というのは、今もその通りなのかな、と思います。

 

xx jane.